研修医の声 志望理由から夢やプライベートまで、	研修医たちのホンネや素顔が明らかに!?

後期研修医 髙原 周平 先生

藤田医科大学 医学部/2019年3月卒業

Personality

学生時代は軽音楽部に所属し、妻とは部活で知り合いました。独身時代の趣味はオンラインゲームでしたが、結婚してからは就寝前にゲーム実況動画を観る程度。いまのいちばんの楽しみは子どもといることで、それが生きがいになっています。

後期研修医 髙原 周平 先生

後期研修病院に当医局を選んだ理由は?

「決め手はすべてがトップクラスだったから」

藤田医科大学病院循環器内科は、症例数も種類も市中病院と比べて圧倒的に多く、専門医の数もレベルも、検査や治療の機器もトップクラスです。虚血、不整脈、エコーなどと分野が細分化され、それぞれのスペシャリストから、最先端の知識や技術を学ぶことができます。初期研修は、視野を広げるために市中病院を選びましたが、急性期の患者さんは、藤田医科大学病院のような急性期病院に送られるケースが少なくありません。そこで行われる高度な医療にとても興味があり、後期研修病院としてここを選びました。

現在の主な担当・業務内容は?

「CCUで様々な集中治療を経験」

後期研修の3年目はCCUから始まりました。藤田医科大学病院循環器内科のCCUは、常に3~4名の医師がチームを組んで、10名ぐらいの患者さんを全員で診ています。担当の患者さんが決まっていないため、様々な症例の集中治療に専門的に携わることができます。ここでの研修期間は、私の場合は3カ月ぐらい。研修する分野や期間は、ある程度希望を聞いていただけるので、CCUを1年間担当している先輩もいます。

指導医の指導方法は?

「熱心でアドバイスもわかりやすい」

症例が多岐にわたるため、ガイドラインだけでは決められないケースがたくさんあります。そんなときは躊躇せず、専門の先生に直接電話したり、カンファレンス後に患者さんのカルテを見せながらアドバイスを求めます。みなさん指導に熱心で、経験にもとづいたアドバイスをくださり、論文や専門書を紹介していただいたこともあります。指示や指導がとても適切で、非常に勉強になります。

循環器内科を志望した理由は?

「命を助けられる医師だから」

初期研修2カ月目の出来事ですが、ローテートで循環器内科にいたとき、心室細動で救急搬送されてきた患者さんがいました。電気的除細動で反応がなかったため、PCPSで循環を維持して冠動脈造影検査を行い、原因を見つけて治療しました。正直、私は「助からないかも…」と思いましたが、専門医の素早い対応で一命を取り留め、社会復帰できるまでに回復しました。それがとても感動的で、循環器専門医は『命を助けられる医師』ということを強く実感し、この分野を極めることに決めました。

めざしている医師像とは?

「患者さんの人生に寄り添っていく医師」

まず急性期のスキルを身につけるため、CCUを多めに経験させていただいてますが、この次は慢性期の患者さんへの対応力を習得したいと考えています。心臓に疾患を抱えた人は、日々の活動にいろんな制限ができてしまいます。それでも、仕事や趣味、運動など、喜びや生きがいになることを、可能な範囲内で思い切り楽しませてあげたい。治療して終わりではなく、その人の人生に寄り添って、見守っていける医師になりたいと思います。

ライフワークバランスについて

「子どもが生まれてからイクメンを実践」

妻は消化器内科の医師で、系列病院に勤めています。子どもはいま1歳半で、家事や育児は分担しています。月・水・金は私が保育園へ連れて行く日のため、出勤が少し遅れるのですが、先生方は理解してくださっています。子どもが朝熱を出し、出勤が昼ごろになってしまった日も、先生方が私の分をフォローしてくれました。お互いに助け合いながら、私生活を大事にしようという風土を感じます。

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