研修医の声 志望理由から夢やプライベートまで、	研修医たちのホンネや素顔が明らかに!?

後期研修医 内田 典哉 先生

藤田医科大学 医学部/2019年卒業

Personality

趣味は学生時代に始めたゴルフで、レッスンにも通い、初期研修医のころは週2ペースでプレーしていました。ベストスコアは77です。いまいちばん会いたい人は松山英樹。好きなアーティストはGENERATIONSで、息抜きはゴルフとバラエティ番組を観ることです。

後期研修医 内田 典哉 先生

後期研修病院に当医局を選んだ理由は?

「恵まれた環境で自分を高めるために」

初期研修をこの病院で行ったので、症例数の多さや設備・機器の充実度は知っていました。「日本でこういう治療が始まる」「日本に最先端の医療機器が導入される」というときに、藤田医科大学病院は常に1番手、2番手の存在であり、さらに専門分野が明確に分かれていて、有名な専門医の方がたくさんいます。また、急性期から慢性期まで、幅広く携わることができるのも魅力でした。大学も初期研修も藤田医科大学だったので、井の中の蛙にならないように後期研修の2年間は外に出ましたが、この恵まれた環境を再認識することができ、後期研修の3年目に戻ってきました。

後期研修3年目の取り組み方は?

「集中治療を重点的に学ぶ」

この1年間は、CCUで超急性期や重症の患者さんの集中治療を重点的に学びたいと考えています。他院と比べて症例数も豊富で多くの重症患者を受け入れており、集中治療の体制も優れています。定期的なカンファレンスで密に情報共有しており、自分が立ち会えなかった治療についても知ることができます。勉強することは多いですが、着実に吸収していきたいと思います。

循環器内科を志望した理由は?

「患者の数だけ正解があるから」

学生のころから循環器内科には興味がありました。人間の身体は不思議なもので、「なぜこんな症状が出るのかよくわからない」ということがたくさんあります。でも、循環器は疾患に対する原因、治療が比較的はっきりしていて、物理学に似ている部分があります。治療後の反応も想定しやすいです。これは、あくまでも学生時代に抱いた印象でしたが、初期研修で循環器内科の臨床を経験し、そのイメージとは少し異なっていたことを実感しました。「患者さんによって全然違う。学生時代は病気と治療しか見ていなかった」と。患者の数だけ正解があります。現実を知ったことで、循環器をもっと深く勉強しようという気持ちになり、循環器を専門に選びました。

めざしている医師像とは?

「患者さんやご家族の気持ちを理解できる医師」

患者さんにとって、ほんとうに最善と言える治療を行うためには、ご本人の人生観やご家族の想いなどをしっかり把握し、理解しなければなりません。いまはチーム制ですから、ベテランの先生が相手の気持ちをつかみ、適切な治療を行っています。しかしこの先、自分がチームの上に立つようになったり独り立ちしたとき、患者さんやご家族が納得する判断が下せるように、ひとつでも多くの症例を経験し、一人でも多くの患者さんやご家族と接していきたいと考えています。そして、CCUの次は各分野を偏りなく学び、将来的には、どんな症例や患者さんにも適切に対応できる、循環器内科のオールラウンダーになりたいと思います。

ライフワークバランスについて

藤田医科大学病院循環器内科は、当直の体制がしっかりしており、深夜に呼び出されることはほとんどありません。当直を担当するのは、私の場合はいま月に3回。先輩方は月2回ぐらいです。出勤時間は、私の場合は渋滞を避けるために7時ぐらいですが、他の先生方は、8時15分からのカンファレンスに間に合うように出てこられます。終業時間は日によって違いますが、18時ごろに退勤することも多いですね。働き方改革が進められているので、これからもっとプライベートの時間が確保できるようになると思います。