後期研修医 服部 円香 先生
名古屋市立大学医学部/2019年卒業
Personality
家では読書や音楽を聴いていることが多く、好きな作家は円城塔さん。お気に入りのアーティストはBUMP OF CHICKENとKing Gnuです。アニメも好きで、いまハマってるのは『SPY×FAMILY』です。プライベートな時間に余裕ができた最近は、美味しいパン屋さん探しを始めました。

後期研修病院に当医局を選んだ理由は?
「三次救急をしっかり学びたかったから」
循環器内科の専門医をめざすなら、「命の危険のある三次救急の患者さんの対応ができなければいけない。二次や一次救急の患者さんを診るうえでも、三次救急の経験が大切だ」と考えて、高度救命救急センターに指定されている藤田医科大学病院を選びました。コロナ禍のため事前に病院見学ができず、入局してから症例の幅広さや、治療や検査の最先端のデバイスが揃っていることに驚きました。より高度な医療が学べることにワクワクしています。
循環器内科を志望した理由は?
「背景にある様々な疾患も学ぶことができる」
循環器内科は心臓や血管に関する病気を専門に扱いますが、その背景には糖尿病や腎臓の病気など、いろいろな疾患が隠れていることが少なくありません。そういった他の診療科の様々な疾患についても学べることが魅力的でした。また、循環動態は物理的に考え、筋道を立てて正解を導くことが多く、そういう取り組み方が自分の性格に合っていると感じたのも理由のひとつです。

後期研修3年目の取り組み方は?
「自ら率先して貴重な経験を積んでいく」
ローテートの最初は冠疾患のグループに所属し、入局後わずか1カ月の間にたくさんの症例を経験しました。PCPSやIMPELLAの導入は、初めてだったので先生の手技を見ているだけでしたが、次回は自分がやらせていただこうと思っています。先生方は、“循環器内科医は全員、体外循環ができるようにする”と考えていらっしゃるとも聞いていて、対象となる症例があったら声をかけてください、とお願いしています。学びたい!経験したい!という気持ちに必ず応えてくださるので、市中の病院ではできない貴重な経験を積みたいと思います。
職場の雰囲気は?
「女性医師が働きやすい環境です」
先生方は治療の現場では厳しいのですが、「患者さんを助けよう」という強い意志の表れで、現場を離れるととても気さくで人間味にあふれた方ばかりです。それと、女性医師がとても多いという印象を受けました。女性医師・研究者専用に、シャワー室やパウダールームなどを備えた休憩室「ジョイフルサロン」があったり、家事や育児との両立をサポートしてくださったりなど、病院の女性医師への心遣いも感じられ、働きやすい職場だと実感しています。

めざしている医師像とは?
「患者さんの気持ちを理解できる医師」
患者さんの生活や価値観に合わせて、診療方針を提案できる医師です。症状の種類や重症度だけで判断するのではなく、入院してゆっくり治していきたいのか、自宅でご家族と暮らすことを望んでいらっしゃるのか、どんな生活環境なのか、といったことも把握して、その患者さんにとって最適な提案ができる医師をめざしています。そのためには専門医としてのスキルに加えて、コミュニケーション能力を高めることもこれからの大きな課題です。
ライフワークバランスについて
「プライベートの時間を気兼ねなく満喫」
藤田医科大学病院循環器内科は医師が多く、当直のシフトもしっかり組まれています。待機や日当直でなければ、時間外に呼び出されることが少ないのは嬉しいですね。プライベートの時間が確保でき、気兼ねなくショッピングや映画鑑賞などを楽しんでいます。また、これから結婚や出産、子育てなどで、自分の生活スタイルが変わっていくかもしれませんが、実際にその道を通ってきた女性の先生方がたくさんいらっしゃいます。参考にしたり相談したりして、キャリアプランを描いていきたいと思います。