どんな病気?
心臓は1日に7200Lもの血液を全身に送り出しているポンプです。心不全とはいろいろな病気が原因となり心臓のポンプ機能が低下したためにからだに不都合が生じた状態です。
心不全の原因となる病気には心筋梗塞、高血圧、弁膜症、心筋症、心筋炎、不整脈、先天性心臓病などがあります。
心不全の代表的な症状
表のような症状があります。特に、夜布団に入ってからゼーゼー喘息が出現し、椅子に腰掛けると楽になるようなら、急性心不全の可能性があり、早急に病院を受診してください。
心不全の検査
心不全が疑われた時、病院では胸のレントゲン写真や心電図検査、心臓超音波検査、血液検査を行います。どの検査もからだへの負担が少ない簡単な検査です。特に最近では血液検査でBNPあるいはNT-ProBNPという項目を調べることで心不全の可能性が高いかどうか、おおよその診断ができるようになってきました。
心不全の治療
心臓を保護したり症状を和らげることを目的に、ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、抗アルドステロン薬、β遮断薬、利尿薬、強心薬等の薬を、内服や点滴で使用します。
薬以外の治療法として、心臓の血管に狭窄がある場合はカテーテル治療、ペースメーカーや除細動器を体内に植え込む治療、補助人工心臓や心臓移植、弁手術等の手術による治療などがあります。また、無理をしない有酸素運動も心不全の治療には大切です。