正常な脈拍数は通常1分間に60~80回で規則的です。
1分間に50以下を徐脈、100以上を頻脈といいます。
1. 症状
一般的な症状は動悸です。 規則正しい脈の中に一瞬,余計な心拍が混じることがあります。 無症状の人もいれば,ドキッと強い衝撃を感じる人もいます。 また、突然脈拍が増えて、しばらくすると、また、元に戻る症状や、脈が飛ぶというような感覚があります。また不整脈により脳に行く血液が減るとめまいや、失神を起こし、突然死を起こすことがあります。また、脈がばらばらになる不整脈に心房細動がありますが、この不整脈により心臓から血栓が流れて脳の血管に詰まり、脳梗塞を起こすことがあります。
2. 検査
通常の心電図検査で不整脈発作がつかまることはまれです。そこで、ホルター心電図とよばれる携帯用の連続心電図記録装置で24時間の心電図波形を解析します。これで不整脈の頻度や重症度がわかり、また症状と比べることにより診断の助けとなります。
3. 治療
期外収縮や心房細動による動悸症状には不整脈の薬が有効ですが、根本的な治療ではないので、中止すれば再発します。 徐脈のためにめまいや失神を起こす場合には、心臓ペースメーカーの植え込みが必要です。 最近の治療としては、不整脈の原因となる心臓組織をカテーテルにより焼灼する治療があります(カテーテルアブレーション)。 心室頻拍・心室細動とよばれる不整脈は,突然死の原因となる危険な不整脈です。治療はカテーテルアブレーションに加えて、植込型除細動器(ICD)とよばれる電気ショックを出す機械を体内に植え込むことがあります。致死的な不整脈をICDが瞬時に判断し、電気ショックを出して正常な脈に戻します。